聖光塾アドバンスト講座「GFP遺伝子組換え実験」【聖光学院中学校・高等学校】
聖光学院中学校・高等学校にて、聖光塾アドバンスト講座「GFP遺伝子組換え実験」を行いました。
2009年7月11日~13日の3日間にわたり、聖光学院中学校・高等学校の課外授業である聖光塾アドバンスト講座として「GFP遺伝子組換え実験」を行いました。「本格研究体験」をテーマに研究者までの道を4つのレベル(知識を手に入れる→体験を通して疑問をうむ→疑問を検証する→成果を発表する)に分け、自ら疑問を出し、検証する楽しさを体験してもらいました。
聖光塾アドバンスト講座「GFP遺伝子組換え実験」
対象:中学2,3年生32名
開催場所:聖光学院中学校・高等学校
開催日時:2009年7月11日~13日
【1日目】
■:(LEVEL0) 知識を手に入れる
研究のスタートとなる「疑問」を生むためにはベースとなる「知識」が不可欠であるとし、「知識を手に入れる」を最初のステップとしました。今回は、セントラルドグマ、遺伝子組換え、について学びました。
【2日目】
■企画概要:(LEVEL1) 体験し、疑問をうむ
遺伝子組換え実験に挑戦し、結果の観察、考察を行いました。全く同じプロトコルでの実験を行っていても、班ごとに結果は異なり、また、理論値とは異なる結果が出てきます。2日目は「なぜこのような事が起こったのか?」という疑問から次の研究テーマへ進むことを目的としました。実験結果をじっくりと観察し、これまでの知識をもとに自ら疑問を出すことは初めての体験のようでしたが、1人1つ以上の疑問を出し、実験テーマを決定することができました。
【3日目】
■企画概要:(LEVEL2) 検証する (LEVEL3)伝える
2日目の研究用実験の結果を観察し、結果から分かることをディスカッションし、結論を導きました。結果はポスターにまとめ、5分間のポスター発表を行いました。考察では頭を大いに悩ませ、班で協力して結論を出し合うことができていました。最後の講師の研究紹介まで集中して話を聞き、講義の終了時は自然と拍手が沸き起こりました。
【生徒の研究テーマ】
1.Amp(-)の培地に光る菌はいる?
2.環境を変化させても大腸菌は光るのか?
3.ヒートショックの効率を確かめよう!
4.GFP(-)プラスミドとGFP(+)プラスミド、どちらが組み換わりやすいのか?
5.サテライトは光るのか?
6.なぜAmp(-)は光らない?
7.大腸菌同士のプラスミド交換は起こるのか?