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2010.04.20 サイエンスブリッジニュース

SBN002_新たな宇宙の構造の提案です。

2010年4月19日、史上2人目の女性の日本人宇宙飛行士、山崎直子さんが国際宇宙ステーションから地球に戻ってきました。日本実験棟「きぼう」では毎日実験が行われたり、宇宙に長期滞在する人も増えてきて、宇宙はどんどん身近になっていきますが、宇宙全体の形がどうなっているのか、また宇宙の果てには何があるのかは、まだ分かっていません。

インディアナ大学の物理学者ニコデム・ポプラウスキー氏が発表した論文(『Physics Letters B』誌4月12日号掲載)によれば、宇宙はロシアのマトリョーシカ人形のように入れ子の構造になっている可能性があるといいます。私たちの住む宇宙は、別の大きな宇宙のブラックホール内部に埋め込まれており、また私たちの宇宙のブラックホールも、さらに小さなサイズや大きなサイズの宇宙につながる出入り口となっているかもしれないというのです。

ブラックホールに引き寄せられた物質は、ブラックホールの中心(特異点)で押しつぶされるといわれていますが、この理論では、ブラックホールの裏側に「ホワイトホール」が存在して、そこから引き寄せられた物質が別世界にあふれ出していると考えられるのです。

物理学や天文学が発展していくことで地球儀ならぬ「宇宙儀」ができ、宇宙全体の構造もながめられるようになる日が来るかもしれませんね。