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2010.06.22 サイエンスブリッジニュース

SBN011_ひとでが突然変異で四角形に!

来週はもう7月、本格的な夏の到来です。夏といえば海水浴ですね。海辺の岩場には、小魚やカニなどたくさんの生き物が生息しており、ヒトデもそんな比較的身近な生き物の1つです。

ヒトデといえば、5つの突起をもつ星型が一般的ですが、四角形のイトマキヒトデが鳥取県岩美町の海岸で見つかりました。現在、同町の県立博物館附属山陰海岸学習館で公開されています。このヒトデは、同館の学芸員、和田年史さん(32)が、同町の羽尾海岸で展示用の生物を採取していた際に見つけました。

はたしてこのヒトデは、生まれた時から四角形だったのでしょうか、それとも後からこんな形になってしまったのでしょうか。

ヒトデは敵から逃げ切れなかった時、身を守るために自分で腕を切ってしまいます。その後、本体からまた新しい腕が生えて、元通りになります。さらに、ちぎれた腕のほうも、魚が食べ残したりするとそこから大きくなって、もう一匹のヒトデになる種もいます。

このようにヒトデは強力な再生能力をもつため、四角形のヒトデは腕を食べられたのではなく、遺伝子の突然変異で生まれつき四角になってしまったのではないかと考えられています。四角形のヒトデをちぎると、きっと四角形のヒトデが増えていくのでしょう。不思議ですね。