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SBN014_オスの涙も武器になる

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人間の世界では「女の子に泣かれると、どう対処すればいいのかわからない。」という男子が多いですが、マウスの世界では、逆にオスの涙がメスを惑わせているようです。東京大学の東原和成教授らが7月1日付の英科学誌ネイチャーに発表したところによると、オスのマウスの涙には、メスのマウスの鼻にある器官、鋤鼻(じょび)器官に作用し、オスの交尾を受け入れるよう促す性フェロモンが含まれているということがわかりました。これまで、オスの尿に含まれている物質が性フェロモンだと考えられていましたが、今回研究者らは、メスの鋤鼻器官で感知される物質から、オスの涙腺から分泌される物質(ESP)を新しく探し出しました。

まず、マウスのメスはオスの尿から発せられるにおいを感知してオスとの距離を縮め、オスと接触すると顔と顔をくっつけてすり合わせるようにします。この時、オスの涙から出たESP1がメスの鋤鼻器官を刺激することによって、メスは相手がオスであると認識し、交尾を受け入れる体勢になるのです。

また、マウスの種類によってESP1の分泌量が異なっており、実験用に飼育されている種類のマウスより、野生で生きる種類のマウスの方がたくさん分泌していました。野生では交尾の機会が少ないため、ESP1をたくさん分泌することで、交尾の確率を上げているのではないかと、考えられています。

マウスの世界では、野生の環境で生きるマウスの方がモテているのですね。

参考: 東京大学農学生命科学研究科プレスリリースhttp://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics100701.html

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