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SBN031_発明!ものをつかむ球状の手。

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人が手でつかむには危険すぎたり重たすぎたりするものを代わりに持ち上げてくれるロボットハンド。10月25日、米国の科学雑誌『Proceedings of the National Academy of Sciences』のオンライン版に、新しい形状のロボットハンドが発表されました。その形とは、単なる球体。ゆびがなくてもモノを持ち上げることができるというのです。一体どんな最先端の素材でできているのかと思いきや、なんと「コーヒーかすを袋に詰めたもの」と「電気掃除機」でできています。そして、このロボットハンドに利用されている現象が、「ジャミング転移」現象です。

「ジャミング転移」とは、粉体が液体に似た性質(乾いた砂が袋からこぼれるなど)から、固体(硬く固められた砂)へと変化するプロセスを指します。粉体は密度が低い場合は通常の流体のように流動しますが、密度がある値を超えて高くなると流動性を失い、固体のように振る舞います。この現象を利用し、何かを持ち上げるときには、ゆるく詰めたコーヒーかすの袋を対象物に密着させ、そのあと、粒子間に存在する空気を電気掃除機で吸い取ることで、コーヒーかすの密度が高まってコーヒーかすが固まり、袋が対象物の輪郭に沿った手の形になって、持ち上げたいものを固定することができます。このロボットハンドは生卵を持ち上げることにも成功しました。硬い金属のハサミや指のロボットハンドでは、一部に力が集中し、生卵のもろい殻を割ってしまいますが、このロボットハンドは、生卵全体をやさしく包むので、非常に少ない圧力で固定し持ち上げることができるのです。また、事前にその物体の形状がわからなくてもつかめるため、災害現場での救助活動などでの利用が期待されています。

日本を代表するあのネコ型ロボットの丸い手にも、この技術が応用されているのかもしれないですね。

参考論文:Universal robotic gripper based on the jamming of granular material

動画はコチラ:http://wiredvision.jp/news/201010/2010102722.html

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