調査結果:評判の悪い教育CSR、期待する教育CSR(2014)レポート
調査結果:評判の悪い教育CSR、期待する教育CSR(2014)
教育CSR大賞2014 投票結果公開
「教育CSR大賞」(主催:リバネス教育応援プロジェクト)は、小・中・高校の教員が「学校で活用したい」、「次世代教育に特に有効である」と考えるプログラムを投票により選び出し、子どもの未来を応援する価値ある教育CSR活動として表彰する制度です。2014年9月1日から10月31日の期間で全国の教員へ企業の教育CSR活動について具体的なプログラムへの投票および先生方のニーズを調査するアンケートを行いました。
調査の要点
企業による教育CSR活動について学校が期待するものとしては、研究所や工場、企業の専門性を活かした活動や、生徒の研究など「主体的な学び」を支援する活動へのニーズが高いことが分かりました。また、「実施が難しい教育CSR活動」については「体験がない、話だけのもの」という回答が多くありました。
調査結果の詳細・活用について
審査のプロセスにおいて得られた教育現場からのフィードバックや評価は、教育CSR大賞参加企業および、新たに教育CSR活動を実施する企業へ提供いたします。教育現場の生の声が企業による教育CSR活動のプログラムの改善に活かされ、社会総がかりでの教育活動の推進につなげることを目的としています。詳細な結果や教育CSR大賞について情報提供を希望される企業担当者様は以下へご連絡ください。
リバネス教育応援プロジェクト TEL: 03-5227-4198 Mail: [email protected] (担当:楠・瀬野)
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★全国の先生・教育関係者による投票 概要
・投票期間:2014年 9月1日〜10月31日
・投票方法:webフォームおよびFAXにて受付
・有効票数:1188票
・投票者:小学校教員、中学校教員、高校教員、教育委員会等職員、保護者
・投票地域:47都道府県
★先生が教育CSR活動に期待するのは、
研究所や工場の見学、企業の専門性を活かした活動や、生徒の「主体的な学び」を支援する活動
「企業による教育CSR活動で、こんなプログラムがあったらいい!というポイントがあればお教えください」という問いに対し、会社や研究所・工場などの現場に行けるもの、教科の枠にとらわれず企業の専門性を活かしたもの、生徒の研究をサポートするもの に類する記述が多くみられました。
- こんなプログラムがあったらいい(記述)の傾向
★先生が答える「こんな教育CSR活動は嫌だ」 のトップは「体験がない、話だけのプログラム」
「企業による教育CSR活動で、実施が難しいプログラムのポイントがあればお教えください」という問いに対し、「体験がない、話ばかりのもの」、「企業・商品の宣伝がメインで学びがない活動」に類する記述が多くみられました。
- 実施が難しいもの(記述)の傾向
教育CSR活動に関するコメント(抜粋)
- 子どもが興味を持つきっかけは様々な場面があるが、日常生活の時間の半分近くを支配する「学校」という場面は重要な場所であると考える。そのような学校という場面では、「教員」がいかに子どもたちにきっかけを与えるかが 鍵と言える。そのため、今回のような活動は積極的に行い、継続していって欲しい。
- 生徒達は、科学を面白いと感じる能力は備えています。しかしながら、「活用してみよう」「深めてみよう」という気持 ちがうすいのが現状です。生徒達が主体的に学ぶためのチャンスを与えていただければと思います。
- 企業とコラボレーションして活動を通した学びができることは、子どもたちにとって有意義なことだと考えます。
- これからの学校は、先進的な研究をしていかなければならないと思っています。中でも一般企業との共同研究は必須と思っています。
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