【出張授業 実施校 募集】「地球環境問題を解決する 最先端の素材の力を体験しよう」東レグループ
私たちの身の回りのものは様々な「素材」でできています。紙、木材、金属、プラスチック…など、用途に合わせて適切な材料を使うことで初めて「もの」は機能を十分に発揮できます。材料が進化することは、ものづくりの可能性を広げることにもつながるため、材料の研究は科学技術の発展には欠かせません。
東レグループは、環境問題を解決する最先端の2つの素材を題材に、先端材料について学ぶ出張授業の実施校を募集します。実験を通して先端材料を実際に体験できるとともに、社会を変える素材開発を行う企業の思いや実際の仕事のお話を社員から直接聞くことができます。
授業の流れ(講師は、様々な職種の東レグループ社員)
STEP1 水不足問題を解決する先端材料「中空糸膜」の力を体験しよう
【講義】世界の水不足問題とは
【実験】中空糸膜の力を体験!色水から水を取り出そう
【講義】中空糸膜のしくみ、水処理膜としての活用
STEP2 温暖化問題を解決する先端材料「炭素繊維」の力を体験しよう
【講義】地球温暖化問題とは
【実験】炭素繊維の力を体験!強さと軽さを他の素材と比べてみよう
【講義】炭素繊維のひみつ、二酸化炭素削減への効果
STEP3 まとめ
先端材料と地球環境問題との関わりや、講師の仕事についてお話します
授業で使用する先端材料
【①中空糸膜】
白いひものように見えるものは中空糸膜といい、内部は空洞になっていて、その表面には約0.01μmの微細な孔がたくさんあいています。この孔を通り抜けられる粒子(例えば水分子)と、通り抜けることのできない粒子(例えば色水の色成分)とを分ける能力を使って、地下水や表流水の浄化、下水処理などの水から不純物を除去する用途に広く使われています。授業で使用するのは、実際にこれらの用途で使用される中空糸膜を短くカットし、学校で注射器を使ってろ過実験ができるようにしたオリジナル教材です。
【②炭素繊維】
成分の90~100%が炭素から成る炭素繊維の大半は、洋服のセーター等に用いるアクリル繊維から作られています。この繊維を、200~300℃、1000~2000℃、2000~3000℃と高温で段階を経ながら蒸し焼きにすると、余分な成分が取り除かれて炭素の繊維になるのです。炭素繊維自体は髪の毛の10分の1のごく細い繊維ですが、鉄よりも10倍強く、重さは4分の1の先端素材で、プラスチックで固めて強化プラ スチックにすることで、テニスラケットや釣竿、車や飛行機の機体などに使われます。授業では炭素繊維強化プラスチックを実際に見たり触ったりしてもらいます。
プログラムの対象について
ご紹介した授業の流れは、中学3年生を対象とした「環境教育プログラム」の内容です。中学校理科「科学技術と人間」の単元とリンクしています。
中学3年生以外の中学生・高校生も対象として希望校を募集します。
●中学1年生向けには、中1単元対応の「理科実験プログラム」を実施いたします。
「水溶液」の単元で学ぶ水溶液中の粒子について、ろ過実験を通じて理解を深めていただけます
●中学2年生向けには、実施プログラムをご相談させていただきます
●高校生向けには、「環境教育プログラム」の内容を含むキャリア教育をご相談させていただきます
実施校募集
東レグループの拠点がある地域にて出張授業の実施校を募集します
対 象:中学3年生を中心に、中学生・高校生(30人程度)※複数クラスある場合はご相談ください
募集地域:【東レの以下の事業拠点の近隣地域】 東京本社(東京都中央区)、大阪本社(大阪市北区)、滋賀事業場(大津市園山)、瀬田工場(大津市大江)、愛媛工場(伊予郡松前町)、東海工場(東海市新宝町)、岡崎工場(岡崎市矢作町)、九州支店(福岡市中央区)、東北支店(仙台市青葉区、札幌市中央区及び南区)、中国・四国支店(広島市中区)
所要時間:50分 × 1コマ
実施時期:2018年9月~ 2019年3月
実施場所:理科室
必要機材:講義用のパソコン、プロジェクター、スクリーン、実験用のビーカー など
参加費:無料
申込締切:2018年7月10日(火)
備 考:事前打ち合わせは、コーディネーターが電話にて行わせていただきます
応募条件:
●安全については、知見を有する学校関係者が立ち会い、授業を管理監督すること。安全メガネなどの器具を生徒分用意すること
●教員及び生徒への簡易的なアンケートにご協力いただけること
●平日2時限目以降で、クラス毎の授業実施であること
申込方法:Webフォームよりお申し込みください。
お申込みに関する問い合わせ:
株式会社リバネス 担当:岸本
TEL:050-1744-9273 E-mail:[email protected]