宇都宮短期大学附属高等学校にて実験教室「ドキドキを可視化しよう」を実施しました
株式会社リバネス(代表取締役社長COO 髙橋修一郎)は、宇都宮短期大学附属高等学校にて、Arduinoとパルスセンサーを用いた心拍数測定実験をテーマに高校1年生を対象とした実験教室「ドキドキを可視化しよう」を実施しました。
私たちの身体データが実社会のなかで生かされる「ライフサイエンス分野」の研究を体験するプログラムとして、データの解析や発表資料の作成に生徒各自のPC端末を活用しました。
導入講義では、講師から好奇心や嬉しい気持ちに起因してドキドキするシーンと、緊張などからドキドキするシーンの体験談を交えて、「ドキドキをコントロールしよう」という研究テーマをミッションに提示し、リラックス状態・緊張状態における心臓の働き(心拍間隔の変動)と、それを制御している自律神経の役割について学びました。
講義の様子
その後、Arduinoとパルスセンサーによって作られた心拍測定装置を使って、リラックスするような音楽と緊張感のある音楽を聴くことにより、心拍間隔の変化への影響を検証する実験を行いました。
心拍間隔変動の測定実験
生徒たちは、実験結果を「ローレンツプロット」と呼ばれる解析方法によって、心拍間隔の変動と解析しました。
その結果を踏まえて生徒たちが議論し仮説を立てることで、心拍感覚の変動を起こすオリジナルな実験方法を考えて検証を行いました。
ローレンツプロットを見て考察を深めている様子
百マス計算による緊張を調べようとする様子
これらの活動後、ローレンツプロットによって実験結果を解析、考察した生徒たちは、スライド資料に実験内容と結果をまとめ、発表を行いました。
発表の様子
最後に講師から、自ら仮説をたて、試行錯誤を重ねて研究していく実験教室のまとめとして、「自分の目標に対して、粘り強く取り組もう」という熱いメッセージを送りました。
生徒からは、
・達成するために考える、実践するということを粘り強く繰り返せるようになりたい。
・医師になるために、医学部入学を目標に勉強に粘り強く取り組みたい
・自分の進路に向けてまずは勉強を頑張る
などの感想が多数寄せられ、研究だけではなく何事も目標に向かって粘り強く取り組もうと考えるきっかけとなったようです。
リバネスは、答えのないことに取り組む探究的な思考や、繰り返し仮説検証を行う研究者としての思考を得られる機会として、実験教室など教育事業に取り組んでまいります。
〔概要〕
日時:2022年7月22日(金) 9:00-15:30
会場:宇都宮短期大学附属高等学校
対象:普通科 高校1年生 62名 (中高一貫、特別選抜コース)
テーマ:「ドキドキを可視化しよう」
講師:八木 佐一郎
リバネスでは、答えのない課題に挑戦できるような出前実験教室を全国の小中高校でオンサイトまたはオンラインにて行っています。実験教室の実施をご希望の方は以下のお問い合わせ先にご連絡ください。
株式会社リバネス
担当:小山
TEL:03-5227-4198 MAIL:[email protected]