株式会社リバネスは、2023年1月8日（日）に、コンペイトウ王国（大阪糖菓株式会社）にて、小学生高学年〜中学生向けの実験教室「色と香りで気持ちは変わる？金平糖で実験してみよう！」を実施しました。

金平糖の製造工程や歴史・文化を金平糖づくりの体験を通して発信しているコンペイトウ王国を会場とし、大阪市内の小学生から大人まで7名が参加しました。

 

今回は、コンペイトウが心を動かす食べ物であることを知ってもらい、これを生み出す職人と、その技術に興味をもってもらうことを目的とし、ドキドキをキーワードとして気持ちの変化を調べる実験を行いました。

講義の様子

まず初めに、今回の実験教室のテーマである「色と香りで気持ちは変わる？金平糖で実験してみよう！」にちなんで、講師の正田から、どのような時にドキドキ（心拍）と気持ちが動くのかについて紹介し、心拍計を用いた、自分のドキドキを目でみる実験を行いました。2つ目の実験では、五感の中の視覚と聴覚を使い、気持ちの変化で心拍は変化するかを確かめる実験を行いました。この実験では、2つの異なるカテゴリーの動画（なごむ動画、怖い動画）を見ると気持ちの変化が起きるのか確かめました。

 

自分のドキドキを目でみる実験

 

実際に実験で使用した怖い動画 はこちら

 

そして最後に、五感の中の視覚、嗅覚、味覚を使い、金平糖を食べた時に気持ちが変化するのかを心拍のゆらぎを測定することで確かめる実験を行いました。この実験では、実験に使用する金平糖を、コンペイトウ王国の職人さんに教わりながら実際に作ってもらいました。実験では、何も食べない時と、味や色がついていないプレーンの金平糖を食べた時、職人さんが作った金平糖を食べた時、そして自分で作った実験用の金平糖を食べた時にどのように心拍のゆらぎと気持ちが変化するのか、実際に心拍計でデータをとりながら分析しました。

当日の参加者からは、金平糖を食べた時にどのような変化が起きるのかワクワクした。心拍計を使った測定と分析が楽しく、自分の体の状態についての分析を自分でもやってみたい、などとコメントをいただきました。

この取り組みをきっかけに、身近な体の機能である「五感」に興味を持ってもらい、気持ちの変化と心拍の変化に対応関係があることを知ってもらい、自分の体に耳を傾けてみることの面白さに気づいてもらうことができました。

また、今回は実験で使う金平糖を参加者に作ってもらう体験により、金平糖職人がどのように金平糖を作っているのかについても知ってもらう機会となりました。

金平糖の作り方を教えてくれる職人さん

実験に使用する金平糖を作る様子

金平糖を食べた時に気持ちが変化するのかを心拍のゆらぎを測定し確かめる実験