TASUKI-襷-Projectの第二回共同進捗報告会を行いました!
次世代とともに水圏の生物多様性評価に挑戦するTASUKIプロジェクトにおいて、2024年8月22、23日に第二回共同進捗報告会を実施しました。今回の報告会では、各参画校から研究の進捗の発表と質疑応答が行われ、今後の研究の進め方を議論しました。また、環境DNAの原理や活用方法の講義も行われました。
報告会の様子 |
報告会では、各校からは水性生物の観察や、水質調査の結果が報告され、着実に研究が進んでいることが見えました。また、環境DNAの講義で生徒は手法の原理を学びながら、生徒からは実際に使う際の注意点についての質問がされました。
【プロジェクト参画校からの活動の様子】
東京都立立川高等学校
研究対象のカワムツ、ヌマムツ、の観察を、各調査地点で始めています。次は環境DNAの調査を行いながら、環境調査を進め、生息する魚と環境条件との関連を調べていきます。 |
東京都立武蔵高等学校
外来種であるグッピーが越冬できるかを調べるため、川と比較して暖かい生活排水との関連性に着目して、水再生センターの調査を行っています。水質調査を続けつつ、環境DNA調査で外来種がいるのかの調査を進めます。 |
滋賀県立高島高等学校
固有種のビワコヨシノボリと国内外来種であるヌマチチブの生態調査を進めています。ヌマチチブが地域の川を遡上して生息域を広めていることを確かめる調査を計画しています。魚の年齢を調べるために、耳石の採取も行う予定です。 |
滋賀県立八幡工業高等学校
びわ湖と地域にある内湖の水生生物を調べて比較しようとしています。引き続きプランクトンを集めて観察していますが、着実にデータを蓄積できています。今回のアドバイスを元に、前日の天気なども考慮して調査を進めていきます。 |
次回は、サイエンスキャッスル前最後の報告会になります!
【TASUKI – 襷 – プロジェクトの概要】
プロジェクト名称 | TASUKI – 襷 – Project |
コンセプト | 地球と生きる、豊かさをつなぐ |
研究期間 | 2024年6月1日〜2025年12月31日 |
主催 | 株式会社フィッシュパス 株式会社フォーカスシステムズ 株式会社リバネス |
アカデミックパートナー | 福井県立大学地域連携本部 龍谷大学生物多様性科学研究センター |
プロジェクト参画校 | 東京都立立川高等学校、東京都立武蔵高等学校、 滋賀県立高島高等学校、滋賀県立八幡工業高等学校 |
研究成果中間発表 | サイエンスキャッスル2024 東京・関東大会 2024年12月7日(土)内を予定 |
※WEBサイト:TASUKI -襷- Project
【本件に対するお問い合わせ先】
株式会社リバネス
教育開発事業部
担当:橋本 光平、中嶋 香織
TEL:03-5227-4198 MAIL:[email protected]