チームプレーで宇宙を目指せ!〜宇宙エレベーターモデル実験教室〜【聖光学院中学校高等学校】
2016年8月26日(木)から27日(金)までの2日間、聖光学院中学校高等学校(神奈川県横浜市)にて、宇宙エレベーターの開発をテーマにした実験教室「Mission宇宙開発 宇宙で快適に暮らすには!?」を実施致しました。
本教室は、中学生が実際のエンジニアリングに必要な考え方や開発手順について学び、試行錯誤を体験できるよう、デザインされています。
リバネスでは、2008年より宇宙教育プロジェクトを実施しており、宇宙に関わる様々なサイエンスとテクノロジーについて学ぶプログラムを展開しています。リバネスは未知なるサイエンスに挑戦する中高生を支援しています。
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日付 :2016年8月26日(木)、27日(金)
場所 :聖光学院中学校高等学校
対象 :中学1年、2年
内容 :宇宙エレベーターのクライマーモデル開発およびコンペティション
人数 :39名
スタッフ数:6名
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<実験教室の様子>
(1日目)
本教室では、LEGO Mindstormsを教材に使用しました。はじめに国内トップメーカーにて技術開発を行っていた経験のある講師から、宇宙エレベーターの基本説明を行った後、講師の経験に基づいたものづくりの手順(プランニング、事前調査、課題設定、メンバリング、スケジューリング、リスク評価、計画見直し、実機試験)について説明を行いました。
実験教室ではいきなりモデル製作に取り掛かるのではなく、このものづくりの基本にそって、生徒たちと各班のTA(ティーチング・アシスタント)が議論をしながら計画の立案と修正を行い、クライマーの製作に取り組みました。クライマー製作では、宇宙エレベーターの基本モデルの組み立てののち、人や資材を乗せて昇降するためのオリジナルのカゴのモデル組み立て、さらに、自動的に昇降ができるようプログラミングも行いました。
(2日目)
1日目に製作したクライマーの最終調整を行った後、コンペティションに向けたポスター作成に取り組みました。コンペティションでは高さ3mの位置に宇宙ステーションのモデル設置して、そこから降ろされたロープをプログラミングで制御したクライマーに登らせることでステーションまでの到達タイムや運んだ物の重量を競いました。また、開発のコンセプトや工夫点を伝えるプレゼンテーションの内容も競いました。
実施後のアンケートからは「ものづくりは一人でやるイメージがあったけれど、宇宙エレベーターのような最先端の研究だとみんなで協力するのが不可欠だということが分かりました。」「チームで作ったものが成功するという達成感を感じられました」という感想をいただき、実験教室を通して生徒が、試行錯誤しながらものづくりの方法とチームプレイの大切さを実感していただく場となりました。
弊社ではものづくりの他にも、実験教室を通して「仮説、実験、観察、考察」のサイクルを回すことで研究活動に触れていただき、生徒様の科学への興味を引き出す、興味をより深くする活動を実施しております。課題研究に取り組みたい先生、生徒様の進路決定を手助けしたい先生、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
連絡先:株式会社リバネス
担当:戸上、立花、藤田
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