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健康教育プロジェクト
本プロジェクトは、子どもたちが「健康とは何か?」を科学的・主体的に捉えられるようにする教育活動と、そこから芽生えた関心を将来の研究や行動につなげる仕組みを包括的に提供する、アステラス製薬とリバネスの協働プロジェクトです。
社会の一人一人が、健康について科学的な興味を持ちながら、主体的にとらえることができれば、自分自身で臨む医療を考えることができ、自分自身が患者となった際にも適切な治療選択をすることができると考えます。つまり、保健医療へのアクセスの課題を解決することにつながります。
サステナビリティの重点課題である「保健医療へのアクセス」や「次世代育成」につながる活動として、学校現場・教員・研究を志す生徒など向けに多層的な取り組みを実施しています。
①生徒向け:「健康」を自分ごととして考える体験型教育プログラム
そこで、オリジナルの出前授業や実験教材を通じて、健康を自分ごととして考える機会を提供します。このワークショップでは50分×3コマの授業を通じ、身体の仕組みを理解する実験や、健康をテーマにしたすごろく、ディスカッションを行います。参加者が『健康』について自ら考え行動する力を養い、理科・保健体育等の学習への関心を高めます。②教員向け:学校現場で活用できる教育コンテンツの提供
①の教育プログラムをベースとして、学校現場で先生方が活用しやすいようキット化・授業マニュアル等のコンテンツを開発します。体験型すごろく教材なども提供し、「自分にとっての健康とは何か?」を考えるアクティブラーニング型の授業を実施していただくことが可能です。③研究・探究活動を行う生徒向け:保健医療へのアクセスを解決するための研究マインドを支える研究サポート・共創活動
サイエンスキャッスル研究費 アステラス製薬賞を設置し、健康・医療に興味を持つ中高生に対し、研究費5万円と研究支援、発表機会を提供します。次世代の研究人材育成と、企業との共創コミュニティ形成の側面もあります。また、歴代採択者(アラムナイ)と企業の交流イベントや研究ゼミも展開し、健康の自分ごと化や保健医療へのアクセスに関する課題解決の探究活動を深化・持続させる仕組みも構築します。 -
医学×工学で未来をひらけ!生命科学シンポジウム
11月29日に公益財団法人テルモ生命科学振興財団が開催する「医学×工学で未来をひらけ!生命科学シンポジウム」では、医学・工学・生命科学の連携で発展する現代医療について、最前線の研究者の講演を通じて学び、進路や社会とのかかわり方を考えるきっかけを提供します。ポスター交流会や体験型企画も実施予定で、医療への多様な接点を体感できる機会です。
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KENQ JOURNEY
本プログラムでは、これまでのような研究成果の「発表」だけでなく、地域の企業と協力しながら新たな研究テーマを「創り出す」ことに挑戦していただきます。
中高生のみなさんが自分の関心や探究を出発点に、社会課題の解決や未来につながる問いを見つけ、研究というかたちで深めていく——そんな学びのプロセスを通して、地域や社会とのつながりを実感できる機会を提供します。「中高生 × 企業 研究者」がアイデアを出し合い、互いに学び合い、共に考える「場」を創出します。学校や教室を飛び出し、実社会に近いテーマにふれることで、自身の関心や問いが社会とどのようにつながっているのかを、体験的に学んでいただく内容になっています。
岡山・中四国地域を舞台に、中高生の創造力と情熱が活きる、新たな探究のかたちを育み、それを未来へとつなげていくことを目指すプログラムです。 -
高校生のためのバイオサイエンスキャンプ in 長浜
本プログラムでは、長浜バイオ大学を舞台に、高校生の皆さんが最先端のバイオ研究に直接ふれ、自身の興味や仮説をもとにチームで実験・考察・発表までを行います。長浜バイオ大学の大学教員や大学院生のサポートのもと、バイオテクノロジー領域の幅広い話題に触れながら、実際に実験やデータ解析などを体験していただきます。また、滋賀県や長浜市ならではの魅力を感じてもらいながら、長浜バイオ大学の大学院生との交流を通して、大学での学びや自身の興味・関心を具体化できる内容です。バイオ×自分の興味を探究したい高校生の皆さまにおすすめの、学びと出会いに満ちた2日間を提供します。
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Rolls-Royce & BAE Systems サイエンスキャンプ
「Rolls-Royce & BAE Systems サイエンスキャンプ」は、ロールス・ロイスとBAE Systemsが次世代の科学者やエンジニアを育成するために実施するSTEM教育プログラムです。STEMアウトリーチ活動の一環としてロールス・ロイスが2017年から高校生を対象に実施してきたプログラムにBAE Systemsが2024年から参画し、「ホバークラフト」の開発をテーマに挑戦してきました。2025年に第8回目を迎える本プログラムはテーマをリニューアル。参加者は「エアプレーン」開発に挑戦します。教育プログラムの実績ある株式会社リバネスが運営を行い、ロールス・ロイスおよびBAE Systemsの社員がサポートします。
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TASUKI -襷- Project
東京湾につながる河川・びわ湖をフィールドに、水圏の生物多様性評価に挑戦します。なかなか触れることのない環境DNA技術を取り入れながら採水サンプルからの網羅的な生物種解析を行います。得られた調査結果をもとに、データの解釈や科学的な考察を行い、「まだ誰も知らない発見」に自らたどり着くプロセスを経験するプログラムです。調査・研究活動を通して、多様な生き物たちが生息する地球環境の現状と人間社会とのつながりを探求することで、自然の豊かさに気づき、行動することのできる次世代を育むことを目指します。
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中学・高校生向けのアントレプレナーシップ教育
未来を創る若手経営者と共に、これからの時代に必要な「自らの意思で新境地に飛び込み、未知の事柄に挑戦し続ける」創業家(そうぎょうか)的マインド・姿勢をもつ次世代を増やし、アントレプレナーシップを醸成するためのプログラムやしくみを学校現場に広めていきます。
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高専生の新たな登竜門:リバネス高専チャレンジ
2022年6月より、科学技術の実装人材として期待される高専生が挑戦・成長する場として、高専生の新たな登竜門「リバネス高専チャレンジ」を新設。優れたアイデアと実装力を持つ高専生を対象に、研究開発・製造・土木建設の現場を始めとした実社会で生じる具体的な課題をテーマとして提示し、その解決案を研究テーマとして募集する企画です。この場で生まれた解決策は、実際の現場へと実装され、広く世界で活用される可能性を秘めています。
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Global Rocketry Challenge
「Global Rocketry Challenge」は、日本モデルロケット協会主催、リバネス企画、運営担当として、ロッキード マーティン協力のもと理工系に興味のある中学生・高校生を対象としたSTEM(科学・技術・工学・数学)教育プログラムです。半年間を通して、火薬で打ち上げるモデルロケットの機体作りにチームを組んで挑戦いただきます。
モデルロケット開発は、アメリカのSTEM(科学・技術・工学・数学)教育において広く取り入れられているプログラムで、日頃学んでいる物理や数学などを活用して実践でき、かつ高い安全性も証明されています。
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「ゆめちから」栽培研究プログラム
日本の小麦の食料自給率は12%、その中でも、パンに使用される強力小麦は3%程しかありません。
強力小麦は品種改良の歴史が浅く、また高温多湿の環境を苦手としているため日本では育ちにくいとされてきました。
そんななか、研究され生まれたのが「ゆめちから」という品種です。高品質で安定した収穫ができるため、広い地域での栽培が期待されています。
日本の小麦生産を増やし、日本の小麦で作ったパンを広めたいという、「ゆめ」に学生たちが挑戦します。