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2012.09.05 学校の活動研究活動事例

夏休み特別実験教室【宇都宮短期大学附属高等学校】

【概要】

日時:2012年8月20日(月)21日(日) 9時30分〜16時

場所:宇都宮短期大学附属高等学校

内容:タイトル「挑戦!DNA鑑定 遺伝子にせまる危険~化学物質が脳に与える影響を調べよう~」

大学で研究をしている講師の研究テーマにちなんだ内容でPCR法を使った実験に挑戦しました。

対象:中学3年生~高校3年生

参加者:37名

主催:宇都宮短期大学附属高等学校  企画:株式会社リバネス

「化学物質X」は脳にどのような影響を与えるんだろう?

という講師の研究テーマに沿って、仮説⇒実験⇒結果・考察⇒研究発表

という研究体験を行う、実験教室プログラムを開催してきました。

講師の研究を理解するため、まずは生き物の設計図であるDNAについて学んでもらいました。

「DNAというと遺伝=生まれた時から決まっている・・という印象がありましたが、

DNAから『今』からだがどうなっているのかを知ることができる、という発想に驚きました」

という生徒さんからの感想のとおり、

今回は、DNAのコピーであるRNAを調べることで、体のどこで、いつ、どのような遺伝子が働いているのかを

調べることができる、、というところまでお話をしました。

かなり高度な内容でしたが、4チームに分かれ、脳の様々な部位についてPCR法を使った実験を行い、

化学物質Xによって脳にどのような変化が起こったのかを調べることができました。

(今回は、open PCR を使ってサーマルサイクラーの中身も分解して見てもらいました!)

女子も男子も、機械の中に顔をつっこんで見るくらい、興味を持ってくれる子がいたのが印象的でした。

2日目には、インターネット等を使ってリサーチを行い、班ごとに研究発表。

講師も驚くくらい、深い考察がいくつもあり、お互いに学び合えた研究体験となりました。

今回のスタッフは東京大学の学生スタッフ2名と、リバネススタッフ2名。

既に将来の進路について意識し始めている中高生の皆さんに混じって

研究の話や、理科に興味を持ったきっかけ、進路選択の決め手となったことなど

自分たちの経験も話しながらの、充実した実験教室でした。

 

ありがとうございました!

(リバネス 楠 晴奈)