教育応援グランプリ表彰式&フォーラム2017

企業による次世代教育の取り組みを称える「教育応援グランプリ表彰式」

12/24(月・祝)@神田女学園中学校高等学校(水道橋)

今、日本の教育は変革を求められています。激動の時代に呼応して日本の教育を変えていくには、グローバルな視点、課題発見力、創造力、リーダーシップなど、新たなスキルや姿勢の醸成が必要不可欠です。そのためには子どもの教育に、学校のみならず、自治体、国、企業、大学、研究所、財団、NPOなど、あらゆる組織がかかわり、既存の枠組みにとらわれない新たな教育プロジェクトを立ち上げていく必要があります。

 このように変革を求められる教育界の中で、企業の重要性が増しています。企業がもっている、事業活動を通じて社会に貢献していく使命や、そこで働く方々の魅力、教科書の知識と社会とのつながりを実感できる教育素材こそが、これからの教育活動には必要不可欠であるためです。リバネス教育総合研究センターでは、「未来につながる場を創る」を今年度のテーマに添えて、そのような企業の方々が一堂に会し、新たな気付きを得ることで新しい連携を促す場を目指して、今年の教育応援グランプリを企画しました。

 本年度の教育応援グランプリは、弊社が毎年主催している中高生のための学会「サイエンスキャッスル」の関東大会内で行われます昨年度同様、有識者からのアドバイス、ならびに、優れた取組には賞をお渡しいたします。またグランプリ当日には、ブース展示にも参加いただけます。ブース出展では、探究活動に活発に取り組む中高生や指導教員へ自社のプログラムをPRしていただき、会場投票も実施いたします。企業の方々におかれましては、例年よりご参加者どうし、ご参加者と有識者どうしの交流だけに留まらず、次世代や先生方へ向けて次世代育成の取り組みをPRできる企画となっております。どうぞ奮ってご参加ください。

概要

開催日:2018年12月24日(月・祝)11:30-17:00
会 場:神田女学園中学校高等学校
アクセス:「水道橋駅」A1出口より徒歩5分(アクセス情報
住 所:〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町2-3-6
対 象:企業
定 員:100
参加費:会場入場無料

プログラム(予定)

11:30-11:40 主催者挨拶
11:40-11:45 教育応援グランプリ2018審査員紹介
11:45-11:55 教育応援グランプリ2018 エントリー企業の活動紹介
11:55-12:05 教育応援グランプリ2018 各賞授与
12:05-12:15 グランプリ企業によるプレゼンテーション
12:15-12:25 審査員からの総評
12:25-12:30 ブースセッションのご案内、閉会挨拶
13:00-14:00 ブースセッション
・サイエンスキャッスル会場内にいる中高生、学校の教員、他企業の参加者への活動紹介
・会場票の投票を行い、最上位企業はサイエンスキャッスル閉会式の中で賞の授与
14:00-15:20 休憩
15:30-17:00 サイエンスキャッスル関東大会 閉会式
・教育応援グランプリの紹介と会場賞の発表、授与が冒頭に行われます

審査員紹介

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経済産業省 商務・サービスグループ
サービス政策課長 (併)教育産業室長
浅野大介氏
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武蔵野大学 教授
武蔵野大学附属千代田高等学院 校長
日本アクティブ・ラーニング学会 副会長

荒木貴之氏
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東京電機大学 工学部 人間科学系列 教授
コーズリレイティッドマーケティング専門

世良耕一 氏
前田写真
審査員長
リバネス教育総合研究センター
センター長

前田里美

教育応援グランプリ参加企業

企業、学校、自治体など多様な方々がご参加されます。当日参加申し込み受付中です。奮ってご参加下さい!

NO 企業名 タイトル 概要
1 コニカミノルタ株式会社 コピー機のしくみを学ぼう~手動コピーに挑戦~ 理科離れという社会課題に対して、ものづくりの企業として貢献したいとの思いで、メイン事業の「コピー機」と関連のある活動を展開している。「静電気」の仕組みをコピーの実験を通して教え、学校の授業で学ぶことが世の中で実際に役立っていることを理解してもらい、理科や科学への興味・関心を高めていきたい。実験と合わせてキャリア教育も実施。学生に一番年が近い社会人である新入社員が自身の体験を元に、進路選択や学ぶことの意義等のアドバイスを送ることで、キャリアについて考えるきっかけづくりとしたい。実験の組立、キャリア教育の中身については、事前に学校と摺合せを行い、一校一校に合わせたオンリーワンの授業を提供している。
2-1 アサヒ飲料株式会社 「カルピス」こども乳酸菌研究所 「カルピス」の製造工程視聴・乳酸菌の顕微鏡観察・pH試験紙による酸性度の測定・発酵食品の食べ比べを通じて、身近な食品に活かされる微生物の力や発酵について学びます。児童と社員が一緒になって未来について話し合い、こどもの『考える力』をひきだすディスカッションも特徴のひとつです。講師や実験アシスタントは、すべて社員が務めます。
2-2 アサヒ飲料株式会社 「三ツ矢サイダー」水の未来と環境教育 ~こどもSDGsスクール~ 国際目標であるSDGs(持続可能な開発目標)を身近な「水」から知り、未来を担う子どもたちに「水の大切さ」、「地球環境保全に取り組むことの大切さ」を伝え、考えてもらうことを目的としています。「軟水・硬水」の違いや「ろ過」の仕組みについて実験を通して学び、「水」や「地球環境」に関連する項目について「自分たちができること」を考え、環境問題解決への意欲を育みます。授業の講師、アシスタント講師についてはすべて社員が務めます。
3 DICグラフィックス株式会社 絵の具や色鉛筆ってなにからできいる?
〜金属と水溶液から「色のもと」を作り出そう〜
出張型の理科実験授業
① 事業所近隣の公立小学校6年生を対象に授業を提供
② 東北大学大学院工学研究科の要請により、同大学院のプロジェクト「サイエンスキャンパス」が募集した小学5、6年生を対象に復興支援として授業を提供致しました。
③ 東京藝術大学美術学部の要請により、絵画科油画技法材料学科の大学1年生、大学院生を対象に授業を提供致しました。
④ DICの顧客である新聞社3社がそれぞれ主催する小学4~6年生を対象とした社会貢献活動イベントに授業を提供致しました。
⑤ DIC本社ファミリーDAYにおいて社員の子ども4~6年生に授業を実施しました。
殆どの工業製品の色のもとである「顔料」を鉄くぎと水溶液で作る実験と、水と油の反発を利用した平版印刷実験の2つの実験を通し、理科(化学)の楽しさを伝え、理科の勉強が身近な社会生活に役に立っていることを実感させます。学校現場では多くの実験を経験することは難しいという現状を踏まえ、2つの実験とも、児童、学生全員が最初から最後まで自ら実験を行い、一人ひとりがビビッドな驚きと喜びを経験できる体験型の授業を行っています。
4 カンロ株式会社 カンロ飴を届けよう~キャンディの裏側~ お店で目にしている商品の裏側にどれだけ多くの人が携わっているかを知り、人と人のつながりの大切さを学んで頂きます。子供達がこのプログラムをきっかけに色々な人とコミュニケーションを取れる人になって欲しいと願っています。
【プログラム詳細】①映像によるキャンディの作り方②研究・生産・営業などの仕事体験やグループワーク③キャンディの届け方を考える個人ワーク④発表&まとめ
5 サントリーホールディングス株式会社 サントリー水育(みずいく)「森と水の学校」 サントリーは、水の恵みを製品に生かしお届けする企業のとして、その生命線である良質な地下水を守るために、工場の水源エリアの森を守り育てる水源涵養活動「天然水の森」活動を行っています。長期的に「自然との共生」に取り組んでおり、自然との共生が豊かな人間の生活のとって不可欠であるという想いを、次代を担う子どもたちと共有したく、体験を重視した独自の次世代環境教育プログラム「水育(みずいく)」を展開しています。
「水育」は自然体験プログラム「森と水の学校」と、小学校で行う「出張授業」の2つを柱に活動しています。
「森と水の学校」はサントリー天然水の森のふるさとで行われる、目で見て、手で触れ、音を聞き分け、においを感じ、身体のいろいろな感覚を使う体験を通して自然のすばらしさを感じ、水や、水を育む森の大切さに気づき、未来に水を引き継ぐために何ができるのかを子どもたちと一緒に考える、次世代に向けたプログラムです。
6 THK株式会社 THK共育プロジェクト 2021年、THKは創立50周年を迎えます。この節目に向けて、人々に役立つ技術を開発する次世代のものづくり人材、『創造開発型人財』育成の取組みを開始しました。これから日本に求められる人材とは、答えのない課題に対して、自分で考え、判断し、表現することできる人材です。
THKは「ものづくり」を通じて、思考力・判断力・表現力を養う学びの機会を全国の学校現場に届けます。
7 本田技研工業株式会社 次世代水素教育プロジェクト 「水素」と「水素エネルギーを活用した社会」の正しい理解を目的とし、実際に水素を扱いながら燃料電池で実験車を走らせる体験を通して、水素がエネルギーであることを実感してもらい、将来のエネルギー選択に生かす活動。
8 敷島製パン株式会社 自給率 200 %プロジェクト「ゆめちから」栽培研究グラム 全国の中高生と一緒に国産小麦自給率向上への貢献が期待される超強力の小麦品種「ゆめちから」の栽培研究に取り組み、日本の食料自給率向上を担う未来の人材を育成します。
施肥のタイミングや量、日当たりや水の量などの条件を変えて、パン作りに最適な小麦の栽培方法を研究するとともに、パン作り実践教室や工場見学、食料自給率を考えるワークショップなども実施します。
9 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 「情熱・先端 Mission-E」 学校で学んだ知識や理論が実社会でどのように役立つのかを、当社エンジニアの指導を受けながら体感できるエンジニアリングプログラム。与えられた課題に対し、各チームが 8 カ月かけて、経済性・環境面・品質面から総合的に最適解を模索し、実際に手を動かして実機を設計・製作、そのパフォーマンスとプレゼン技術をコンテストで競います。
10 株式会社 東芝 東芝子ども向け環境教育プログラム
「コンセントの向こう側はどうなっているの?~実験で学ぼう!発電のしくみ~」
「電気をあやつるふしぎな素材!?~半導体の発見・利用から学ぶエネルギーの使い方~」
実験を通じて環境問題や科学技術について子どもたちに考える機会を提供するプログラム。「コンセントの向こう側はどうなっているの?」では発電方法とエネルギー問題を、「電気をあやつるふしぎな素材?」では電気の利用と半導体について学びます。東芝未来科学館のほか、首都圏の小学校への出張授業を年間約 30 カ所で実施しています。
11 ハクゾウメディカル株式会社 バイキン研究所〜バイキンの感染拡大を阻止せよ!〜 バイキンの代替として蛍光染色剤を手に塗り、トランプゲームを行った後に、バイキンが広がっていった様子を観察することで、手のバイキンが短時間で広がることを体感できるプログラムを実施。プログラムの最後には、科学的側面から手洗いの重要性を伝えることで、衛生管理に対する理解をより促進できる内容となっている。6月に公募型のイベント内で6回実施。
12 東レ株式会社 青空サイエンス教室 ~サイエンスをもっと楽しく~ 未来を担う世代に、理科を学ぶ楽しさとモノづくりの面白さを伝えることを目的に、土壌生物の観察や水の浄化実験、天体観測、バレーボール体験、ロケット開発、プレゼンテーションまでを楽しむ2泊3日のキャンプ「青空サイエンス教室」(小学3~5年生対象)を実施しました。2015年から続く4回目の開催です。
13 株式会社ジェイテクト JTEKT未来を作るものづくり教室 2016年に銀座にオープンしたJTEKT ROOM Ginzaは当社のお客様だけでなく、一般の方や次世代を担う子供達にもJTEKTの技術を知ってもらうことを目的でつくったショールームです。そこで、夏休みに子ども向けにベアリングを使ったものづくり教室を実施し、地元の小学生や社員の子どもなどを対象にものづくりの楽しさを体験してもらいました。
14 セイコーホールディングス株式会社 セイコーわくわく時計教室 ・近年時計離れが進む子どもたちに「正確な時をつくることの難しさ」を実感してもらうことで時と時計の面白さを伝え、ものづくりの楽しさとチームで協力することの大切さを学ぶ機会を提供します。
・「ふりこ」の実験を通して時計の仕組みを伝えることで、学校の授業が社会で役立っていることを理解することができます。
・子どもたちが協力してひとつの時計を完成させる体験から、仕事はひとりでは出来ず協力しあい成り立つ社会の仕組みも学びます。
・講師やアシスタントはセイコーグループの社員が務めます。
15 株式会社タカラトミー ‘共育’次世代を担う子供たちへの教育と会社の将来を担う新入社員への人材教育 本年度は、本業のおもちゃを通した教育機会(環境・キャリア・共生社会)を提供することによる地域社会への貢
献を目指しています。
本社が所在する葛飾区の全ての小学校を対象に、弊社新入社員が講師となる出張授業を通じ自らも学びを得
る「共育:共に育む」を実践。共育を通じ、地域社会と弊社が共に成長したいと考えます。
16 川崎重工業株式会社 川崎重工の実験工作教室「マイジェットエンジンをつくろう!」 オリジナルのジェットエンジンを作りながら「進むための力=推進力」について学ぶプログラムと 教材を開発。 6月には公募型のイベント内で3回、10月には南三陸町の4つの小学校に出前実験工作教室を実施。
17 株式会社うちゅう 丹波市内小学校におけるロボット,ドローンを用いたSTEAM &プログラミング教育 株式会社うちゅうは現在、丹波市教育委員会の教育政策の委員を代表の坪井が担っており、丹波市内の小学校複数校における、次世代のアントレプレナー教育およびICT 教育をロボットおよびドローンを活用して実施を行った。
ロボットやドローンの工作のみならず、プログラミングを用いて、自動で動かすに至るまでを学ぶことで、子どもたちがハードとソフトの両面からテクノロジーに触れる場作りを実践したとともに、各学校の教員への研修なども合わせて実施することにより、2020 年度以降でICT 教育を実践することになっている教員が、実践するための指針を学んでもらうこととした。
18 オリエンタルモーター株式会社 わくわく社員研究会 当社の事業所がある山形県鶴岡市と香川県高松市の中学校で、ブラシレスモーターやステッピングモーターの実験教室を行い、動作原理をはじめ、進化しているモーターについて説明します。中学生は未来のモーターと自分たちの暮らしについて考え、発表。技術や製造担当の社員が生徒と会話することで、双方の教育につながることを狙います。
19 成光精密株式会社 町工場発、「アイデアをカタチにする」ものづくり教室 弊社の代表、工場長から海外実習生にいたるまで全社員で取り組むものづくり教室を実施。「アイデアをカタチにする」という弊社コンセプトを体現すべく、小学生が紙に書いたイラスト(2D)から3次元に変換することをスタッフと行い、実際に粘土を使った切削工程体験を実施します。その他、職場体験やオープンファクトリーでの工場内研修、見学を実施。
20 近藤科学株式会社 KXRロボティクス入門カリキュラム ロボット技術が発展している中、自ら課題を解決できるロボットを開発できる人材は急務です。本格的な二足歩行をはじめとしたホビー用ロボットを開発したノウハウを活かし、原理原則から応用技術までを小中学生から学ぶことができる12ステップ48講座のカリキュラムを独自に開発しました。2020年度より本格的に学校や塾と連携して実施予定です。

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株式会社リバネス 教育応援グランプリ事務局 担当:前田・藤田・吉田
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